沖縄名産品【沖縄そば】美味しさの秘密
沖縄そばは、農水省主催の「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれている麺料理。「そば」と呼ばれていますが、麺は小麦粉100パーセントで、豚だしと鰹だしをブレンドしたスープに、三枚肉をトッピングが標準スタイルです。
麺は、中華麺と同じ鹹水が使われていることと、茹で上げてから油をまぶして吸わせていることが大きな特徴。形は本土のうどんとよく似ていますが、どちらかと言うと、ラーメンに近い独特の食感があり、沖縄そばらしい味わいを生み出しています。また、本島の北部では名古屋のきしめんのような平打ち麺が主流になっていたり、石垣島などの八重山地方では丸い細めの麺で「八重山そば」と呼ばれているなど、地域によって個性の違う麺も見られます。
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スープは基本的に豚だし・鰹だしをブレンドした澄んだスープが一般的。しかし、中には白い豚骨スープがあったり、濃口醤油の色の濃いスープもあり、店々で個性を競い合っていて、特に定番のものはないようです。ただし、最近の傾向として、鰹だし中心のスープが増えているようです。
トッピングは、豚の三枚肉が沖縄そばの定番スタイルになっています。ただし、もうひとつ沖縄ならではの具材として、軟骨付きの豚あばら肉を長時間かけて煮込んだ「ソーキ」が有名です。ソーキをトッピングしたものは、特に「ソーキそば」と呼ばれています。軟骨部分も柔らかいので、肉といっしょに食べられます。また、骨付きのソーキが使われる場合もあり、これは本ソーキと呼ばれています。三枚肉も、ソーキも、どちらも大振りで、ボリューム感満点の沖縄そばです。
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